event
NPO法人 世界遺産アカデミーTOP  >  イベント情報  >  【雑学サロン】【イエローストーン】【終了】2008年11月6日(木) 19時~21時

【雑学サロン】【イエローストーン】【終了】2008年11月6日(木) 19時~21時

講座・セミナー 講座・セミナー   タグ:アメリカ合衆国 
(2020-10-10更新)

大自然教育専門家 スティーブ・ブラウン氏が語る

イエローストーン国立公園の

野生動物生態と大自然保護管理

世界遺産イエローストーン国立公園は「世界最多の間欠泉を誇る国立公園」として有名です。また「世界初の国立公園」「北米一野生動物が多い国立公園」「自然保護の誕生した場所」「現在世界中が使っている野生動物管理テクノロジーのはじまった場所」でもあります。

過去10年にわたり危機遺産管理リストに掲載されていた最大の理由は、多くの管理者による個別の管理体制が原因でしたが、管理協会の誕生により統一した管理方針がとられるようになって安定しました。オオカミの絶滅による生態系崩壊の危機も、オオカミの導入決定後、捕食者と非捕食者の正常な関係が回復し、グリズリーやブラックべアが草を食む姿を見ることができるようになっています。

 こうして一度は危機を脱したと見えるイエローストーン国立公園ですが、外来種がもたらす病気の蔓延、その周辺の宅地開発など、つぎから次へと迫りくる危機に終わりはありません。現在平穏に見えるイエローストーンが再び危機管理リストに載るか載らないかは、これらの危機への対応ひとつなのです。今回の講演は、WHA-MR秋号「AIUプレゼンツ 危機を脱した世界遺産」の執筆者であり、そのような公園の現状と管理者による対応を訴えることで危機意識をもってもらうことを願い多くの人に語りかけ、日本の自然に対する日本人の危機意識の低さにも危機感を覚えているスティーブ・ブラウン氏が、イエローストーンの野生動物生態や大自然保護管理を中心にその魅力と現状を流暢な日本語で語ります。

【会場】 パレスサイドビル9F 東コア >会場地図
(毎日コミュニケーションズ)マイナビルームA
4月から会場が9階に変更になりましたのでご注意ください。

【受講料】 一般 2,000円
※会員は、会員証提示で1,500円
◆世界遺産アカデミー会員  ◆世界遺産検定認定者 ◆世界遺産検定通信・通学講座受講者
当日会場にてお支払いください。【主 催】 特定非営利活動法人 世界遺産アカデミー

講義終了後に、講師を囲んでにぎやかな交流会も行います。参加者どうし、
世界遺産や旅の話などに花を咲かせてみてはいかがでしょう。
(自由参加、参加費別途)

 

ご予約方法

ご希望の方は以下の手順でご予約ください。

プリンター・Faxをお持ちの方

世界遺産・旅の雑学サロン申込用紙ご予約方法

(1) 上の画像をクリックして、PDFファイルをプリンターで印刷。
(2) 出力紙に必要事項を記入の上、送信してください。
FAX:03-6212-5022

プリンター・Faxをお持ちでない方

いずれも「世界遺産・旅の雑学サロン、11月 イエローストーン 予約希望」でご連絡ください。
E-mail:
secretary@wha.or.jp
講師

≪講師プロフィール≫

大自然教育専門家 スティーブ・ブラウン 氏

1960年オハイオ州シンシナティ市生まれ。小さい頃より両親に連れられてモンタナ州で夏を過ごす。マイアミ大学では生物学、生態学、哲学科を卒業。1982年に交換留学生として日本へ。日本語、日本文化、日本史について学ぶ。その後、オハイオ州立大学院で日本語、日本文学の修士課程を勉強。モンタナ州立大学院では日本とアメリカ史、生態学、動物学科の修士課程を卒業。モンタナ州立大学では約7年間、イエローストーン生態学や日本史を教えた。

1991年に大自然教育会社、イエローストーングレイシャーアドベンチャーを設立。イエローストーンを中心に、アラスカからカリフォルニアまで、多数の国立公園での自然教育プログラムを手がけ、会社設立以降、17年間で3万人以上の日本人観光客、学生を教育してきた。日本だけでなく世界中の人々に野生動物生態や大自然保護管理について教えている。

日本各地でも精力的に自然保護、動物生態学に関するセミナーやワークショップを開催。日本科学技術舘、日本オオカミ協会、立教大学、知床国立公園、有馬富士公園、モンタナトラベルフェア(全国7都市)、三田市学習センター、WWFなど、その講演先は枚挙にいとまがない。日本のアウトドア系雑誌記事の手伝い、日米のインタビュー取材への協力も数十回に及ぶ。また、イエローストーン国立公園オフィシャルガイドブックの日本語訳、野生動物との正しい触れ合い方、ロッキー周辺のアニマル、バードリストの執筆、出版、有馬富士自然学習センター発行の小学生向けエコガイドブックでは作成に協力している。

998年より高校のプログラムとしてのイエローストーン研修をコーディネイトし、2002年より本年までスーパーサイエンス指定高校の研修において、その総指揮者として生徒たちに生きたイエローストーン生態系について教えた。北海道オオカミネイチャースクールや日本科学技術館とは、子供たちが自然と触れ合いながら学ぶ、体験型イエローストーンプログラムを企画催行し、好評を博した。現地でも毎年、小学校の野外教育(クマの生態観察、水辺の生き物観察など)、アダルトエデュケーション(イエローストーン生態系コースなど)の講師を務め、自然教育に力を注いでいる。