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【第38回 世界遺産委員会ニュース】no.004

【第38回 世界遺産委員会 news】

◆ 危機遺産リスト入りした遺産
タンザニアの『セルー動物保護区』が危機遺産リストに記載されました。
密猟の拡大により野生生物が減少しており、
1982年に世界遺産登録されたころよりも、ゾウの数が90%も減少したことも問題視されています。

また、世界遺産委員会では、象牙の流通に関係する国を含む国際社会に対して、
密猟と戦ってゆくタンザニアを支援するように呼びかけています。

◆ 危機遺産リスト入りの決定が延期された遺産
港や液化天然ガス関連施設の建設計画が環境に悪影響を与えるとして
危機遺産リスト入りが審議されたオーストラリアの『グレート・バリア・リーフ』は、
12ヶ月間の経過観察となりました。
オーストラリア政府から保全報告書を提出してもらい、
2015年に再度審議するそうです。