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世界遺産アカデミー・世界遺産クラブ共催、2011年7月23日(土)『古代オリエントセミナー』開催のご案内

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(2019-07-19更新)

 チグリス・ユーフラテス川を中心に興った人類史上最古のメソポタミア文明は、謎に包まれた民族、シュメル人を
抜きに語ることができません。紀元前3000年頃、穏やかな牧畜と農耕生活を送っていたウバイド人たちの地に、
突如、現れたシュメル人たちは、高度な都市国家を築き上げました。社会制度は勿論のこと、数学、天文学、医学、
建築、合金技術と、あらゆる分野で驚異的とも言うべき偉業を成し、さらに発展させたのです。60進法に基づいた
太陰暦を生み出し、世界最古の文字とされるウルク文字(古拙文字)は楔形文字となり、アッカド、バビロニア、エラム、
ヒッタイト、アッシリアへと拡がっていき、インド=ヨーロッパ語族の言語表記に影響を与えました。
ところが、先行文明と比較しても、シュメル文化は何の前触れもなく新興されたもので、シュメル人の存在でさえ、
どこから来て、どのような基礎文化や生活様式を持っていたのか、その起源は神秘のベールに包まれたままです。

今回の『古代オリエントセミナー』では、シュメル文化を研究されご活躍されている、古代オリエント学者の
小林登志子さんに、謎に満ちたシュメル人と楔型文字が明かすシュメル文明について語っていただきます。
貴重な特別セミナーに、ぜひご参加ください!

『なぜ粘土板に文字が書かれたか! 最古のシュメル文明の世界を探訪する』
~粘土板に書かれた楔型文字が語るシュメル文明~

【共 催】 NPO法人 世界遺産アカデミー/世界遺産クラブ
【講 師】 小林 登志子 氏 (古代オリエント学者)
【日 程】 2011年7月23日(土)
【時 間】 15:00 ~ 17:00
【受 付】 14:30より
【会 場】 竹橋パレスサイドビル9階(東側) マイナビルームS
〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1
【交 通】 地下鉄 東西線 「竹橋」駅 1b出口 直結
【参加費】 おひとり1,000円
当日会場にてお支払いください。
【申込み】 こちらよりお申し込みください。
【問合せ】 NPO法人 世界遺産アカデミー
E-mail:secretary@wha.or.jp

【講師紹介】
小林 登志子(こばやし・としこ)氏
1949年千葉県生まれ。中央大学文学部史学科卒業、同大学院修士課程修了。
専攻はシュメル学。日本オリエント学会奨励賞受賞。
古代オリエント博物館研究員、立正大学講師など経て、
現在はNHK文化センター「古代オリエント世界への招待」講座講師、
NHK学園「古代オリエント史」講座講師、中近東文化センター評議員。
主な著書に、『シュメル神話の世界』(中央新書)、『5000年前の日常』(新潮選書)、
『シュメル』(中央新書)、『古代メソポタミアの神々』(集英社)、
『楔型文字が結ぶ古代オリエント都市の旅』(NHK出版) 等