クック諸島が世界遺産条約を締結
186番目の条約締約国が誕生!
2009年1月16日、クック諸島政府代表者がユネスコの松浦晃一郎事務局長と面会し、世界遺産条約を締結したことが、2月1日に発表されました。
条約は、正式には来る4月16日に発効します。
世界遺産条約の締約国数はこれまでは185カ国だったので、クック諸島の締結により、締約国数は186カ国ということになります。
※ クック諸島:
南太平洋のポリネシアに浮かぶ火山島や環礁群からなる。正式には国家ではなく、ニュージーランド内の自治組織(ニュージーランド本国と「自由連合」を結ぶ関係)であるが、軍事部門を除く大半の分野で高度な自治権を獲得し、クック諸島政府は自治国家に近い権利を持つ。欧米などを中心にニ十数カ国と外交関係を持つが、日本との間には関係はなく、日本はクック諸島を国家としては認めていない。島々は16世紀末にスペイン人航海者により発見された。18世紀後半にイギリスのクック船長が探検し、その後、ロシアの提督がクック船長の偉業を称えて「クック諸島」と名づけた。住民の9割以上がマオリ人。
※この文章は、UNESCOホームページに掲載されているニュースをもとに執筆・編集しています。
https://whc.unesco.org/en/news/483/(英語)
https://whc.unesco.org/fr/actualites/483/(仏語)