吉村作治先生が長年のエジプトへの功績を称えられ「エジプトの世界遺産に寄与した考古学者に与える金メダル賞」を受賞されました。
サイバー大学学長、NPO法人世界遺産アカデミーの理事でエジプト考古学者の吉村作治先生が長年のエジプトへの功績を称えられ「エジプトの世界遺産に寄与した考古学者に与える金メダル賞」を受賞されました。
「2010年4月18日に、エジプトのギザ台地、3大ピラミッドの前の大スフィンクスの前で7人のエジプト考古学者が表彰されました。賞の名前は『エジプトの世界遺産に寄与したエジプト考古学者に与える金メダル賞』というものです。これは外国人でエジプトの世界遺産を調査研究したり、発掘をしたり、保存に力を注いだ世界の7人を表彰したものです。
7人のうち6人は70才以上で、アブシンベル神殿を代表とするアスワンハイダムで水没したヌビアの遺跡救済の調査に関わった人達ですが、吉村作治先生はそれ以降エジプトで調査活動を始めた唯一の学者でした。もともとユネスコが定めている世界遺産の発想は、このアブシンベル神殿救済から始まったのですから、それから約半世紀後にこの賞をもらうことは重要な意味があります。この賞は、日本では文化功労賞にあたります。
受賞者は以下の通りです。①ドナドーネ博士(イタリア)②カイザー博士(ドイツ)③ホルスト博士(スイス)④ビータック博士(オーストリア)⑤吉村作治博士(日本)⑥ルクラン博士(フランス)⑦マリア博士(スペイン)