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WHA会長に元ユネスコ事務局長の松浦 晃一郎が就任いたしました。

(2024-07-01更新)

2024年7月1日(月)付けをもちまして、当NPO法人 世界遺産アカデミーの会長に、
元ユネスコ事務局長の松浦 晃一郎(まつうら・こういちろう)が就任いたしました。

■松浦会長メッセージ
 2024年5月3日に急逝されました愛知和男・元会長の遺志を継ぎ、会長に就任いたしました。私の高校の同期生で、長らく親しくしていた愛知元会長は、世界遺産アカデミーの活動を通じて人類の多様な文化遺産の保全と活用、さらにはユネスコの平和理念の追求に貢献することを目指していらっしゃいました。
 ユネスコが世界遺産条約を採択してから今年で52年になります。私がユネスコの事務局長を務めていた時代は、ユーゴスラビア紛争とそこからの復興、アフガニスタン紛争やバーミヤン渓谷の大仏の破壊など、世界中の文化遺産や自然遺産にとっても大きな影響のある出来事が多くありました。現在においてもウクライナやガザ地区を始め、世界各地で市民の生活を脅かす紛争などが多発し、ユネスコの目指す平和な世界の実現は道半ばであると感じます。
 ユネスコが世界遺産活動などを通じて実現しようとしている世界の平和には、市民の人々の力と理解が重要です。世界遺産アカデミーでは世界遺産検定や講演会、クリーンツーリズムなどのイベントを通じて、ユネスコの理念の普及と世界遺産活動の拡大を目指してまいります。これからも、引き続き世界遺産アカデミーの活動へのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

■松浦会長プロフィール
松浦 晃一郎(まつうら・こういちろう)
第8代ユネスコ(国連教育科学文化機関)事務局長
1937年生まれ。山口県出身。東京大学法学部を経て、外務省入省。米国ハヴァフォード大学経済学部卒。経済協力局長、北米局長、外務審議官(先進国サミットのシェルパ兼任)を経て駐仏大使、世界遺産委員会議長、アジア初のユネスコ事務局長(第8代)を務める。在任中は組織改革を断行し、米国の加盟復帰実現や、無形文化遺産保護条約の策定など多くの業績を残している。帰国後、立命館大学学術博士号を取得。
現在はアフリカ協会会長、日仏会館名誉理事長、パリ日本文化会館運営審議会共同議長、群馬草津国際音楽協会代表理事、関西大学客員教授、株式会社パソナグループ特別顧問等を兼務。
『世界遺産 ユネスコ事務局長は訴える』、『私の履歴書-アジアから初のユネスコ事務局長-』などの他、英語および仏語による著書多数。

【プレスリリース】こちらよりダウンロードいただけます。