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『チュニジア大使館 特別セミナー』でひとときの夜

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(2014-12-15更新)

チュニジアは北アフリカに位置する地中海に面した共和国で、
現在、首都チュニスの旧市街をはじめ、「カルタゴ遺跡」や「ケルクアン」など文化遺産が7件、
自然遺産として「イシュケル国立公園」が登録されています。
また、『イバルの書』を記したイブン・ハルドゥーンの生誕地としても知られ、
映画「スターウォーズ」や「ハムナプトラ」シリーズの撮影場所として、馴染み深い方もいらっしゃることでしょう。

           

     

6月1日(土)に開催された「チュニジア大使館 特別セミナ―」では、
カスリ駐日チュニジ大使夫妻のご挨拶で幕が上がり、
筑波大学大学院で建築史学をご専門とされている日高健一郎(ひだか・けんいちろう)教授をお迎えし、
世界遺産条約が求める文化の普遍的価値や、
人類共通の遺産として守っていくための持続可能で自立的な文化財保護、
実際に現在チュニジアで行われている地域と共生できる遺産事業などについてご講演いただきました。

いにしえから続くその悠久の歴史を彩る、
チュニジアの宗教、文化、生活風習も魅力に溢れています。
セミナーの第2部では、世界遺産アカデミーの愛知会長の乾杯を合図に懇親会が開かれました。

                     

チュニジアの伝統料理である白身魚のクスクスやブリック(春巻き)、
タジン(卵焼き)、スイーツ、松の実のお茶などが振舞われ、
スタンダードジャズの名曲「チュニジアの夜」さながら、魅惑の異国文化に触れられる、至福のひとときでした。