【世界遺産クラブ通信】活動レポート-1
【世界遺産クラブ通信】活動レポート-1
こんにちは!世界遺産クラブの広報担当主婦 del mondo”です。
こちらのコーナーでは、「旅・学び・世界遺産への想い」に関する会員の皆さんの様々な活動を紹介していきたいと思います。
手始めに第一回めは、ワタクシが3月末に訪れた「フィレンツェ(+ピサ)」を。
世界遺産ファンならずとも、旅の王道デスティネーションですね。見聞豊かなWHAメンバーに今更フィレンツェのABCを語るつもりはございませんっっ。旅行アルバムの一部ということでしばしお付き合いください。
3月23日。パリからフィレンツェ・ペレトラ空港入り。
1982年世界遺産に登録された、ご存知「フィレンツェの歴史地区」。
3年ぶりに再会するアルノ川は、夕暮れの佇まいで迎えてくれた。
うーむ、なぜか地元人がまばらでお店も閉まってるとこが多い…
あらら復活祭でお休みなのねん。
街歩きは諦めて、電車でピサへ。斜塔を支えるお約束のポーズで写真を撮る皆さんのスキをぬって、寄りかかってみたりして。
1987年登録、「ピサのドゥオーモ広場」。
斜塔ばかり有名なピサだが、実は隣接する大聖堂と洗礼堂が凄い。真っ白な大理石を用いた典型的なロマネスク建築。そこに刻まれた彫刻は繊細の極み。
生まれも育ちもフィレンツェのパオラ婦人宅へ。トスカーナ家庭料理を教わって、食卓を囲む。
この日は、郊外の革製品工場と大型スーパー(主婦ですから)へドライブ。行きしなにフィレンツェ全景観賞スポット「ミケランジェロ広場」に立ち寄る。
帰国まであと2日を残すに至り、必見スポットを精力的に巡る。言わずと知れた「ウフィツィ美術館」、ダヴィデが待つ「アカデミア美術館」、「メディチ=リッカルディ宮」に「サン・ロレンツォ聖堂」。シニョーリア広場に建つ「ヴェッキオ宮」は、ダ・ヴィンチの幻の名画発見か?! と昨今また話題を集めている。
実はフィレンツェで一番のお気に入りは「サン・マルコ美術館」。所蔵するフラ・アンジェリコの「受胎告知」もさることながら、建物の2階に中庭を囲むように”cella”と呼ばれる、修道士たちが使っていた小さな房が並んでいる。ここを見学すると、私の体内に歴史アドレナリンが駆け巡る!
「サンタ・マリア・ヴェッラ聖堂」も押さえて、「ヴェッキオ橋」を渡り、川向こうの「ピッティ宮」で〆。うむ、なかなかの達成感。
-滞在:2008年3月23日~29日-
中世の歴史と美術には若い頃から興味がありましたが、前回訪れた際はあまり予習をしなかったせいで、いささか不完全燃焼に終わった感がありました。今回は、いくぶん美術に造詣のある次女(撮影担当)を伴って再訪。世界遺産アカデミーとの出会い、そして検定の勉強を通じて、世界遺産としての価値や奥の深さを意識しながら、フィレンツェを楽しむことができました。