whats-new
NPO法人 世界遺産アカデミーTOP  >  新着情報  >  第1回マイスター試験が無事終了しました

第1回マイスター試験が無事終了しました

   タグ:世界遺産検定 
(2014-12-17更新)

世界遺産検定で初のマイスター試験!

10月19日(日)、世界遺産検定では初となる、最上級クラスの「マイスター試験」が、皇居を見渡す東京・竹橋のパレスサイドビル9階で行われました。

マイスター試験の受検資格は、これまでは、中級全5科目のうち2科目に合格していること(プラチナ認定)が条件で、昨年12月の第3回検定で、初めて51名の認定資格者が誕生しました。今回の第1回マイスター試験では、そのうち43名の方が申し込みをされ、当日は、遠くは仙台や鳥取、そして九州からも受検にいらっしゃった方もいました。頂点を目指したいという認定者の方々の意欲が感じられました。

検定問題は3級や2級、中級とは違い、すべて記述式の小論文形式で、2時間の所要時間です。暗記ではなく、世界遺産の理念や保全の意義、遺産を取り巻く問題点などを総合的に理解し、それを自分の言葉で、文章によって伝えるという、非常に難易度の高いものです。受検者の皆さんは、試験中は頭の中で論旨を組み立て、自分の考えを的確に文章にし、真剣な様子で臨まれていました。検定の結果は12月上旬に発表となります。

受検者間の交流が図られ、講演会では知床の現状を理解

2時間の検定終了後は今回特別に、第1回のマイスター検定を記念し、世界遺産アカデミーの愛知和男会長出席のもと、受検者の方々の親睦を図る懇親会が実施されました。また、エコツーリズムへの取り組みが活発な自然遺産・知床から、知床財団の寺山元さんによる講演会が行われました。世界遺産への理解をさらに深め、受検者同士の交流と情報交換を実現することができました。

来年のマイスター試験は、秋季に1回実施される予定です。開催都市を含め、詳細は現時点では未定ですが、今年9月の中級試験でプラチナ認定となった方、また来年春季の1級試験に合格される方が、受検資格者となります。世界遺産に関する知識を極めたい、他の人に世界遺産について伝えたい、遺産の保全活動に参加したいなど、高いモチベーションを持った方々に、ぜひ挑戦していただきたいです。