ユネスコ事務局長官房特別参与 服部英二氏の特別講演が決定しました。
前ユネスコ事務局長顧問 服部英二氏の特別講演が下記の通り決定しました。
【講演タイトル】「文明間の対話と世界遺産~人類の遺産に通底するもの」
講演内容:
「文明間の対話と世界遺産~人類の遺産に通底するもの」
「自然界に種の多様性が必要なように、人間の生存にとって文化の多様性は不可欠である」――これは海洋学者で、アクアラングを発明したことでも有名なジャック・イヴ・クストーの証言であり、有名な「文化の多様性に関する世界宣言」の第一条となった言葉です。『文明間の対話』は、すべての文明が出会いによって成長していく姿をとらえることにより、諸民族の「互敬」の上に真の国際平和の実現を目指すユネスコの大切なキーワードです。
勝れた世界遺産には、外見の違いを超えて通底する価値があります。世界遺産に通底するものを知ることは、我々が参加できる『文明間の対話』につながるのです。
今回は、ユネスコ在職中に「シルク・ロード・対話の道総合調査」を実施された服部英二氏をお招きした特別講演です。タ―ジ・マハールとヴェルサイユ、パルテノン神殿とエッフェル塔、ボロブドゥール遺跡とマヤ文明、氏が実際に訪れた世界遺産の横のつながりを「聖域」・「結界」・「エデンの園」更に「ピラミッドの思想」など、「世界を結んだ『通底する価値』を中心にお話しいただきます。
【講演者】
服部 英二(はっとり えいじ)氏 前ユネスコ事務局長顧問
【講演者略歴】
服部英二(はっとり・えいじ)
1934年生まれ、京都大学大学院にて文学修士。同博士課程修了。仏政府給費留学生としてパリ大学(ソルボンヌ)博士課程に留学。1973年~94年ユネスコ本部勤務・首席広報官、文化担当特別事業部長等を歴任。その間に「科学と文化の対話」シンポジウムシリーズ、「シルク・ロード・対話の道総合調査」等を実施。94年退官後、ユネスコ事務局長顧問、麗澤大学教授となる。現在、麗澤大学比較文明文化研究センター客員教授、道徳科学研究センター顧問。
1996年フランス政府より学術功労章オフィシエ位。
2010年全国日本学士会からアカデミア賞。
主な著書に、『文明の交差路で考える』(講談社)、Letters from the Silk Roads(University Press of America)、『文明間の対話』、『文明は虹の大河』(麗澤大学出版会)等多数。
【主 催】NPO法人 世界遺産アカデミー
【日 程】 2010年7月3日(土)
【時 間】 14:00~16:00
【受 付】 13:30より
【会 場】 竹橋パレスサイドビル9階 マイナビルームL
東京都千代田区一ツ橋1-1-1
【交 通】 営団地下鉄東西線 竹橋駅(直通)
【定 員】 80名(先着)
【参加費】(当日会場にてお支払い下さい)
一 般 1,500円
WHA会員 1,000円
【お申込】こちらよりお申込ください。
【お問合せ先】NPO法人 世界遺産アカデミー
担当 鈴木 e-mail:secretary@wha.or.jp