第39回世界遺産委員会情報
2015年6/28から始まった第39回世界遺産委員会の情報です。
今回は文化遺産23件、複合遺産1件の、合計24件が新規登録されました。
自然遺産の登録は0件でした。
世界遺産の合計は、1,031件です。
ジャマイカとシンガポール共和国から新たに世界遺産が誕生して、
世界遺産の保有国数は163カ国になりました。
危機遺産リストには3件追加され、1件リストから脱しました。
危機遺産リストの合計は48件です。
※ 遺産名は仮訳です。
■□■ 新規登録物件
◆ 文化遺産
『パレルモのアラブ・ノルマン王朝の建造物群と、チェファルとモンレアーレの大聖堂』
(イタリア共和国)
『イエス洗礼の地「ヨルダン川対岸のベタニア」(アル・マグタス)』
(ヨルダン・ハシェミット王国)
『サウジアラビアのハーイル地方にある壁画』(サウジアラビア王国)
『土司の遺跡群』(中華人民共和国)
『スーサ』(イラン・イスラム共和国)
『メイマンドの文化的景観』(イラン・イスラム共和国)
『シンガポール植物園』(シンガポール共和国)
『百済の歴史地区』(大韓民国)
『グレート・ブルカン・カルダン山と周辺の聖なる景観』
(モンゴル国)
『クリスチャンフェルド:モラヴィア教会入植地』
(デンマーク王国)
『シェランド島北部のパル・フォルスの狩猟景観』
(デンマーク王国)
『ブルゴーニュ地方の気候と大地』(フランス共和国)
『シャンパーニュの丘陵と家屋、ワイン貯蔵庫』(フランス共和国)
『ディヤルバクル要塞とヘヴセル庭園の文化的景観』
(トルコ共和国)
『リューカン・ノトッデンの産業遺産』(ノルウェー王国)
『シュパイヒャーシュタットと、チリハウスのあるコントールハウス地区』
(ドイツ連邦共和国)
『ベート・シュアリムのネクロポリス:ユダヤ人再興の中心地』
(イスラエル国)
『フォース鉄道橋』(英国)
『サン・アントニオ・ミッションズ』(アメリカ合衆国)
『明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業』
(日本国)
『エフェソス』(トルコ共和国)
『パドレ・テンブレケ水利施設の水道橋』(メキシコ合衆国)
『フレイ・ベントスの文化・産業的景観』(ウルグアイ東方共和国)
◆ 複合遺産
『ブルー・アンド・ジョン・クロウ山脈』(ジャマイカ)
■□■ 登録範囲等の変更
◆ 文化遺産
『サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路:カミノ・フランチェーズとスペイン北部の道』(スペイン)
(『サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路』からの名称変更あり)
登録範囲縮小:『ゲラティ修道院』(ジョージア)
バグラティ大聖堂を世界遺産リストから削除
(『バグラティ大聖堂とゲラティ修道院』からの名称変更あり)
(国名を「グルジア」から「ジョージア」に変更)
◆ 自然遺産
『ケープ植物区保護地域群』(南アフリカ共和国)
『フォンニャ-ケバン国立公園』(ベトナム社会主義共和国)
(登録基準(ix)(x)の追加を含む)
■□■ 危機遺産
◆ 危機遺産リストに追加
『サナアの旧市街』(イエメン共和国)
『城壁都市シバーム』(イエメン共和国)
『円形都市ハトラ』(イラク共和国)
◆ 危機遺産リストから脱した
『ロス・カティオス国立公園』(コロンビア共和国)