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認定証をお送りしています&勉強方法について

   タグ:世界遺産検定 
(2014-12-18更新)

認定証をお送りしています

9月28日に行われた「第4回世界遺産検定」ですが、3級、2級、中級受検者の皆さまに、合否通知(合格者にはカード認定証)をお送りしています。合格された方、おめでとうございます!

認定証はカード式で、財布などにも入るサイズです。認定者であることを手軽に証明できるだけでなく、今後は認定証があるとメリットを受けられる(例えば施設の入場料割引など)制度も検討されています。

今回合格された方は、次のステップに向かって、また残念ながら不合格だった方も、捲土重来を期して、どちらも継続して、遺産についての勉強を続けていただければと思います。

世界遺産検定の勉強方法について

世界遺産検定の勉強は、前回同様、3級と2級に関しては『世界遺産検定公式基礎ガイド2008年版』(毎日コミュニケーションズ発行)を使って、テーマ別に、遺産の価値や登録された意義、そして遺産同士の横のつながりを考えながら学ぶとよいでしょう。歴史の縦軸(歴史の流れ)と横軸(同時代の他地域の状況)を把握しながら勉強することは、とても効果的です。

また時事問題も重要です。地域紛争(グルジアや、プレア・ビヒア寺院の世界遺産登録をめぐるカンボジアとタイの対立)や、無形文化遺産の登録(日本からは能楽、人形浄瑠璃文楽、歌舞伎)などに関するニュースが、最近の新聞などでも報道されました。世界遺産を学ぶことは、同時に現代の国際情勢や環境問題など、私たちを取り巻く諸問題を考えるきっかけにもなります。

テキストについてですが、2008年の新規登録物件を含む全878件の世界遺産の内容が、すべて写真付きで解説される、最新版の公式テキスト『世界遺産検定公式テキスト2008年版』(全3巻。毎日コミュニケーションズ発行)が、今年の年末に発行される予定です。これまでの公式テキスト(講談社発行)は3年前の2005年発行なので情報も幾分古く、この3年の間に登録基準の見直しや、各物件の名称変更や登録範囲の変更もありました。年末に発行される最新版の公式テキストは、今日までの情報がすべて網羅されるもので、検定を受検される方だけでなく、全世界遺産を調べるための「辞書」としても有用です。

また来年3月頃には、今回の3級・2級問題の解答と解説、そしてチャレンジ問題が掲載される「問題集」、そして公式基礎ガイドの2009年版も発行される予定です。発行日など詳細が決まりましたら、世界遺産検定のHPなどでも発表いたしますので、いましばらくお待ちください。