今、注目の世界遺産ニュース!!
◆最新技術で魅力を再発見、中国「龍門石窟」――(NATIONAL GEOGRAPHICより)
『龍門石窟』/中華人民共和国 2000年 登録基準(ⅰ)(ⅱ)(ⅲ)
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左:1986年冬に訪れた際の閑散とした八達嶺長城・女坂
右:1993年冬に訪れた際の八達嶺長城・登り口付近
2012年夏に訪れた「居庸関」は八達嶺長城から20km程離れた位置にあり、西域へ向かう中継地として“難…
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ご承知の通り「世界遺産保護条約」は、エジプトのヌビア遺跡群の水没危機によって世界中で遺産保護の枠組みが求められたことを受け、世界遺産を損傷や破壊から保護・保存するための国際的な協力体制を構築することを目的に、1972年にユネスコ総会にて採択された。2021年時点で194カ国が締結しており、文化遺産897件、自然遺産218件、複合遺産39件、計1,154件…
中国内で遺跡盗掘事件が最も多いと言われる山西省では、2019年3月に山西省公安庁と山西省文物局の主催で大々的な文物犯罪に対する成果展が開催され、2018年度の「全国十大考古新発見」に選ばれた「酒務頭商代墓跡」から盗掘された青銅器等の文物が展示され、国家の文明と重要文物の保護に大きな成果を出した旨、大々的な宣伝活動が行われていた。
以下、最近のニュースデータから、新たな遺跡発掘に伴う考古学…
別途、2010年の夏、中原地区への考古学ツアーの一環として、河南省安陽市郊外にある「曹操高陵」を訪れた際、現地の武装警官が警戒中で立ち入りが厳禁されていた。2009年12月に「曹操の墓発見」のビッグ・ニュースが流れて以降、中国では真贋論争が起こり、当時は話題沸騰中で大勢の中国人達が周辺に押しかけていたが、事前申請していた一行には墓内の撮影禁止を条件に、外国人として初の特別参観が許可された…
現在、中国では「中国考古学誕生100周年」を迎え、各地で様々な記念活動が開催されている。2021年春、中国考古学界理事長の王巍氏は、中国社会科学院の専用サイト「中国考古」に、世界四大文明の一つである中華文明は5,000年の悠久の歴史を誇っており、この100年の間に現代考古学は、中華民族の祖先達が創造したものを公示して、輝かしい文明と人間文明の発展の形跡を明らかにすることに著しく貢献した旨、熱い…
中国は、今や経済の改革開放政策によって米国に次ぐ世界第二位の経済大国となり、地方と都市間の格差はあるものの人々の生活様式は向上し、消費の関心は物的な必需品要求型から質的な文化欲求型の生活へと変わりつつある。今日の世界遺産に対する観光ブームもそうした変化から起こっている現象と言える。しかし、中国における近年の大規模な観光開発による爆発的な観光ブームは、一方で人々の世界遺産に対する認識不足やマナーの…
2021年3月末に中国から、四川省の「三星堆(さんせいたい)遺跡」で約三千年前の黄金の仮面等、祭祀坑から五百点余りの貴重な文物が35年ぶりに新たに発見されたとのビッグニュースが流れ、世界中の人々を驚かせた。*3
三星堆遺跡は四川省・成都市郊外の広漢市に位置し、面積は約12平方キロで中央には城壁のある都市遺構があり、三千年~五千年前の古蜀国の中心地と見なされている。1929年に農民よって偶…
「マイスターのささやき」では、毎回、世界遺産検定マイスターの方から、
世界遺産をテーマに旅のコラムなどをお寄せいただいております。
このたびは、大阪府在住のWHA準会員で認定講師の
森瀬 英司さんより、ご寄稿いただきました。
第5話となる今回は、チベット自治区の世界遺産
『ラサのポタラ宮歴史地区』をテーマに、お届けします。
◆レンタカーで巡る世界遺産⑤「第5話ラサ・チベ…
本田陽子研究員の連載記事を掲載中です。
隔週の火曜日掲載です。
1分でできる世界遺産小話
"世界の中心"を思わせる北京の故宮で起きたコーヒーショップ騒動って?