現在、三重県立熊野古道センターで開催されている、
『写真と道中記で巡る、熊野古道の旅 ~竹内敏信の世界と古文書の出会い~』では、
2007年に写真集「竹内敏信の熊野古道」を刊行された、
日本風景写真の第一人者、竹内敏信(たけうち・としのぶ)氏の作品50点が、
熊野古道にまつわる道中記や絵図、古地図と共に展示されています。
現代写真家と100年以上前の旅人の道中記が出会い、
熊野古道…
「次の週末(10月16日)何しよう?」と思っている世界遺産好き・大河ドラマ好きなあなたに、
イチ押しのイベント情報です!
世界遺産「日光の社寺」をつくった3代将軍徳川家光の母、お江。
そのお江の終焉の地・六本木で実話を聴き、戦国の食事を食べ、ゆかりの地を巡って、
江戸時代草創期の世に思いを馳せながら一日をすごしてみませんか?
来たる10月16日(日)に下記のような内容のイベントが…
10月23日(日)に東京国立博物館で、都市と世界遺産について考えるシンポジウム
『世界遺産・平泉に学ぶ-世界遺産と都市-』が開催されます。
それぞれの専門家によって東日本大震災の復興の象徴とされる平泉や、
今後、世界遺産登録をめざす鎌倉、国立西洋美術館、百舌鳥古市古墳群についてが語られます。
ご興味のある方は、ぜひ参加されてはいかがでしょうか。
なお、このシンポジウムは東日本大震災の…
東京は突然すごい雷雨になりました。
窓から見ているとあまりに雨脚がすごくて
なんだか非現実的な、人工的に降らせている雨のように見えます。
ここ数年の天気って、なんだか変な気がします。
8/21(日)の朝日新聞GLOBEに、
「日本とユネスコ 無形文化遺産を愛するが故の深い溝」
という面白い記事がありました。
無形文化遺産の登録数に制限を設けるべき、というユネスコと、
制限は…
世界遺産検定マイスター 本田陽子
○ いよいよ最終回です
GW京都、奈良の旅も最終回を迎えました。
これを書いている時点ですでに夏真っ盛りだというのに、いまだにGWの話を引きずっててすんません。
つい先日、わたしは韓国へ世界遺産めぐりの旅にまた出たのですが、すでにGWの出来事が上書きされつつあります・・・。
韓国の話はおいておいて、そう、7日間のこの旅は、高野山、京都を経て奈…
7月27日、山梨県と静岡県は『富士山』の世界遺産登録に向けた
推薦書原案を文化庁に提出しました。
文化庁はこの原案を元に推薦書を作成し、
2012年2月1日までにユネスコに提出する予定です。
順調にいけば2013年の世界遺産委員会で
無事に世界遺産登録、となるはずです。
富士山の世界遺産登録は、日本人の悲願である気がします。
富士山は日本人にとって特別な存在であるだけ…
世界遺産検定マイスター 本田陽子
◆ 「古都京都の文化財」見所はココだ!
今回は、京都の世界遺産の見どころを旅のルートに沿ってかいつまんでご紹介します。
旅を通じて改めて実感したんだけど、世界遺産ってパワースポットとかご利益スポットとけっこう重なるんですよ。
日光しかり、高野山しかり。世界的に見ても「ウルル・カタ・ジュタ国立公園(=エアーズ・ロック)」などを
含むさまざまな聖地が…
夏至です。
とうとう夏になってしまった、
というワケです。
僕の実家の名古屋の隣り、三河地方では
夏至の日に無花果の田楽を食べる(らしい)ので、
今日のお昼は日本橋でイチジクのパンを買ってきました。
三河出身でも田楽でもないですが、美味しければよいのです。
さて、6月19日(日)からいよいよ第35回世界遺産委員会が
パリのユネスコ本部で始まりました。
当初バー…
世界遺産検定マイスター 本田陽子
◆ 京都で日本の美について考えた
高野山の次の日、わたしは京都にいました。
やはり世界遺産である西本願寺に来ています。
西本願寺は、親鸞が開いた浄土真宗本願寺派の本山です。
予習すると、桃山時代から江戸時代初期にかけての名建築の宝庫、とあります。
書院や、飛雲閣と呼ばれる楼閣建築が「宝庫」のキモの部分のようですが、普段非公開となっています。
…
昨年まで、上野の国立西洋美術館からさほど遠くないところに住んでいました。
国立西洋美術館自体には何度か訪れたことがありましたが、
世界遺産に関わる仕事を始めてからは一度だけ、
好きな画家のひとり、ヴィルヘルム・ハンマースホイの展覧会を観に
行ったことがあるだけです。
ル・コルビュジエの建築はフランスに住んでいた時に、
ロンシャンの礼拝堂やスイス学生会館、ユニテ・ダビタシ…